住林に決めた理由③~おハゲ、再来。
今日は大学時代の友達の結婚式!
気合いを入れすぎマツエクのアベコおばちゃんは今、新幹線に乗って東京に向かっています。
一人で!ひとりで!!
え、これから今日一日あのちっちゃい生き物を視界に入れずに過ごすの?いいの?
と、一抹の寂しさと、とまどうほどの解放感で満たされております。
移動中はゆっくりブログでも書いてしまおう。
ということで、忘れた頃に思い出話の続きです。
もうなんか、決めた理由って感じじゃなくなってきましたが。
~第三話 おハゲ、再来。~
初めてのスミリン完成現場見学会を翌日に控えたある日、夫くんの携帯に友人である営業Mさんから一本の電話が。
夫くんは電話口で「えー、それどうにもならないの?」とか、「べつにこちらにそんなつもりはなかったんだけど」などと話しており、なんだか不穏な雰囲気。
最後に「とりあえず明日のことはわかったよ。俺から言ってみる……」と言って、電話を切った夫くん。
何があったのか聞いてみると……
夫くん「あしたの見学会、あいつが担当できないって。」
アベコ「えー、なんか他のお客さんの用事でも入ったの?」
夫くん「そうじゃなくて……
……俺達、おハゲの客ってことになってるらしい。」
アベコ「!?!?!?!?」
なぜにホワーーーーイ!?
頭のなかには出川イングリッシュ並の疑問符しか浮かんできません。
聞けば、あの冷やかしのつもりで行ったモデルハウスで、おハゲにアンケートを渡してしまったがために、
私たちはおハゲの担当顧客として登録されてしまったそう。
しかも悪いことに、おハゲはなんと、Mさん直属の上司。
社内のルール的にも立場的にも、担当変更はなかなかむずかしいらしい。
でもでも、こちらとしてはおハゲの営業では一ミリも興味が湧かず、候補から脱落していた住林だったのに、それを再考するきっかけとなったのはMさんとの出合いです。
そこにおハゲは一ミリも絡んでない。
夫くんとしても、そういう思いを話したそうですが……。
社内的にも、今回はおハゲではなく、Mさん担当だろうって空気だけど、おハゲは譲らない。
絶対に夫くんを落として、自分の成績につなげたい。
……Mさんも立場的にそうハッキリとは言えず、だいぶ言葉を選んで濁して言っていたそうですが、夫くんの察するにそういうことらしい。
今思えば、たしかにおハゲは展示場で夫くんのアンケートの職業欄(比較的安定した……まぁ、ぶっちゃけ公務員)を見てから、明らかに態度を変えて食いついてきた気がします。
逃したくなかったのでしょう
そういう話を聞いて、「Mさんも、わたしらと上司の板挟みで大変だねぇ」なんて言いつつ、明日直接おハゲに交渉しようということに。
客である私たちが、Mさんが担当だから住林にしたんだって話せば、万事うまくいくだろうと。
……おハゲの底力を知らない私たちは、このときはそんな風に楽観視していたのでした。
次回予告「進撃のおハゲ」
お楽しみに!
まだひっぱるのかい!
と、お思いですよねそうですよね。
引っ張るほどの内容もないのですが、ごゆるりとお付き合いください。
もう、ほんとおハゲは……一筋縄でいきませんでした。
住林にもいろんな人がいるんだなぁという話です。
おっと、東京に到着だぜ!
いってきまーす!