畳リビングごろごろ生活

住友林業で畳リビングのある家を建てました。家作りのこと、子育てのことなどノンビリと。

住林に決めた理由④~進撃のおハゲ

早く書かねば家ができてしまう(笑)
ということで、おハゲシリーズ?続きです。


いよいよ我が家にとって初めての住友林業完成現場見学会、当日。

我が家としては、とりあえずおハゲに一通り案内してもらったあと、夫くんから今後はMさんに担当してほしい旨を伝えようということになっていました。

というか、あのMさんの電話以来、特にスミリンからコンタクトはなし。
つまり、おハゲから挨拶は一切無し。普通こういうときって、「わたしが代わりにご案内します」ぐらい事前に言ってこないのかな?


もやもやしつつ、まだ首がすわったかすわってないかぐらいの、フニャフニャ新生児の息子くんをフライングでエルゴデビューさせながら会場へ。


外観は……うーん。
まっしろで、まっしかく?
軒無し、フラット屋根。

なんというか、初めて見たそのお宅に限って、全然スミリンぽくない外観でした。
よく言えば、シンプルでスタイリッシュ。
わたし、こういうデザイン大好物なんです。

では、なぜ、うーんという微妙な感想だったかというと……

これもまた運が悪いというかなんというか、数週間前に見学に行ったローコスト住宅(全国的に施工している会社がある、ゼロキューブというシリーズ)に、そっくりな外観だったのです。

これなら……あっちは1000万円で建つんですけど~?
と、いう言葉はぐっと飲みこみ、受付へ。


夫くん「あのー、今日Mさんと約束したアベコ家なんですが……あ、でも案内してくれるのは違う人らしくて。ぼくも
よくわからないんですけど。」

なんだその受付のしかた(笑)
でも事実!

しかも、なんとおハゲまだ来てなかったという。
どこまでも高感度下げてくれるな……しびれるぜおハゲ!


待つこと数分……一台の車が到着。
ちょっと緊張するわたしたち。

中から出てきたおハg……

……あれ?思ったよりはげてないな、この人!!

すみません、どうやら高感度が下がりすぎて、想像のなかで実際よりも多くはげさせてしまったようです。

ちょっとオデコが広めのおじさまでした。
というか、顔も覚えてないぐらいだったというね。

おハゲというのも申し訳ないので、ここからはデコヒロシさんとでも呼ばせていただきましょうか。


笑顔で挨拶をしてきたデコヒロシ。
「どうもお世話になります。なんかMの同級生だったそうで……」
しばらくMさんとの仲を説明するデコヒロシ。

「はぁ……」
真顔のわたしたち。この温度差!

とりあえず中へ……と案内され、ひとまず一通り見学。

今だったら床材は?ウッドタイルは?チェスターフィットは?と、興味津々だったのでしょうが、

なにぶんそういうことが、どーでもよかった当時の私。
興味があるのは広さと間取りぐらい。

このお宅はエントランスクロークやリビング吹き抜けなど、わたしが希望していた要素がたくさんということで見に行ったのですが……

これなら一条でいいや。

リビングを見た瞬間にそう思った私は、その後一切のアンテナの活動を停止。
床の材質すら覚えていません。
住林オーナーとしてはあるまじき失態ですね。


ちょうど息子くんがぐずりだしたこともあり、わたしは一足先に外に出ることに。
夫くんと無言でアイコンタクトをとり、あとは任せることに。


今思えば、はっきり言えない夫くんを一人現場に残してきたのがバカだったのですが。





数分後……



なんだか微妙な表情で出てきた二人。
そうだよね、担当変えられたらそんな顔にもなるよね。ごめんねデコヒロシ。

ヒロシ「ではお気をつけて……」
夫くん「はぁ、失礼します……」

車に乗り込み、現場を後に。


アベコ「で、どうだった?」

夫くん「……担当は社内の決まりで変えられないことになってると言われた(どーん)」


アベコ「はぁぁぁあああ??」


でたーーー!デコヒロシ自分ルール!
客からの要望があるのに変えられない担当ってどんなだよー!
社内の決まりと言えば黙るとでも思ったのだろうか。
なめられたものだ!

しかも、デコヒロシの図々しさは、こんなものではなかったのだ。


夫くん「で、俺が『展示場でアンケートを渡したというだけで、担当してもらっているという意識もこちらとしてはないし、Mくんと一緒に家作りがしたいという思いで住林を検討し始めたのだから、それでは困る』って言ってやったんだよ……」


ほうほう、ふだん優しく押しの弱い夫くんとしては、かなりの健闘である。
それでそれで?


夫くん「そしたらあのハゲさぁ……

『どうしてもMと、というなら、担当は私のままで、実際にお話をする窓口だけMにするという手はあります。』

っていうんだよ。」


……はぁいぃぃいいいい!??

それってつまり、名義上はデコヒロシの売り上げということにしておいて、実際に動いてくれるMさんにはタダ働きさせるってことだろ!?

ふつうさ、上司なら逆じゃない?

部下をサポートしながら、数字上げさせてやるもんじゃないの??

とりあえず、ここまででデコヒロシが私たちの気持ちを大事にしてくれる人ではないということは、はっきりとわかりました。
誰がそんな人と一生に一度の家作りをしたいと思うでしょうか?

というか、私たちがここまで言っても引かないということは、もはや自分の客にならないのなら、別に住林で契約しなくても構わないと思っているのではなかろうか。

チーム全体の利益より、自分の成績が大事……

まさにゲスの極み!!!

夫くんも、友達の売り上げに貢献したいという思いがあるので、こんなかたちは本望ではないという。


今回のお宅がピンとこなかったのもあり、わたしは言い放ちました。


アベコ「こっちだって別に住林で建てたい理由がほかにあるわけじゃないし、Mさんが担当できないというのであれば、この話はなかったことになるね。
てゆうか、そう言った?」

夫くん「いや、そこまでは……」


あー、わたしも残って一緒に話をするんだった!




もやもやを残しつつ、Mさんに連絡。
ことの顛末と、夫くんの思いを伝えてもらいました。
そして、私たちもこれ以上話がややこしくなってMさんを困らせたくないので、住林と話を進めるのは難しいと思っていることも。


ここでデコヒロシよりさらに上席の方に電話するという手もあったとは思うのですが、何度もいう通り、そこまでする価値をわたしはまだ住林に見いだせていなかったのです。



住林とはここまでかな?
そう思っていました。

しかし……Mさんは、デコヒロシとは違ったのです。


その日の夜。
夫くんの携帯にMさんから電話が。


なんと、最後まで責任もって自分が担当するから、もう一軒だけ一緒に見に行ってほしい入居済みの家があると。
窓口とかじゃなく、担当者の名義も自分に変えたからと。
おまえから金儲けをしようとは思わない、ただ、自分が担当したとてもいい家だから見てほしい、今後の参考にもなるとおもうと。


デコヒロシの部下という立場で、担当を変えさせるのは、きっとめっちゃ苦労したことでしょう。
そして何より、この誠実な言葉……。

デコヒロシからも一言でも聞きたかった……!そしたらずいぶん印象ちがっただろうに。


ということで、我が家の営業さんはやっとのことでMさんに変わったのでした。
ひとまずめでたし。

まあ、その後もデコヒロシの亡霊はちらほらしつこく現れるのですが……それはまた別の話。


そして、Mさんに連れられて行った入居済みのお宅見学で、わたしは雷に打たれるのでありました。



次回予告「コストパフォーマンス」

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